今日が明日への糧であれ。

落ち着きのない趣味人で、休日は大体どこかに出かけている。そんなしがないリーマンレーサーの備忘録です。

ツールドかつらお Day1レポート

昨年末から大分久しぶりの投稿になってしまいました。

もともと筆無精なもので…

 

気を改めてまた更新します。

 

今回は今年から本格的にシリーズが始動したツールドふくしま第1戦 ツールドかつらお2Daysのレースレポートを記していこうと思います。

 

非常に濃い2日目を過ごしたので、内容を小分けにして書いていきます。

 

1日目 11km 3週 U-34クラス

結果:19位/31人

 

私にとってはロードレースシーズンの開幕戦。

今回のオフシーズンはウェイトトレーニングやペースアップ、ダイエット等、徹底的に体を作り込み、どこまで走れるか未知数の領域まで体を仕上げる事が出来たので、気持ち的には楽しみ半分 不安半分。

 

事前準備としては、大会の前々週に試走を行い、コース上の注意すべき点や路面状態を確認。

また、アタックが掛かりそうなポイント、自分が仕掛けられそうなポイントをある程度目星をつけ、それに対しての対策プランを何個か組み立てました。

 

1日目のコースは序盤と終盤の登りがアタックポイントと予想。

私は登りが苦手な脚質なので、そこをどうコントロールするかが勝負の肝になってきます。

 

今回は私のチームメイトが同カテゴリーとの事なので、移動の道中に選手やコースの情報交換、どう動くかの作戦会議をしながら会場入り。

 

ただ、私自身のコンディションが未知数な為、基本的にはお互いフリーに動こうと言う話になりました。

 

1時間程掛けてローラーでアップをし、整列は殆ど最後尾。

JBCFとは違いホビーレースは殺伐としていなく、且つ横がガラガラなので、両サイドにいるだけで自然と前に出てしまいます。

(JBCF エリート勢は皆同じ感じでした。)

 

リアルスタートは最初の登り口。

エリート組がペースを作りますが、前目展開をしているので問題なく付いて行ける。

オフトレの効果が出ているのか、想像していたよりもペースが楽に感じました。

 

それでも下りに入る頃にはしっかりとセレクションが掛かり、気がつけば周りはエリート勢や走り慣れた方々のみ。

そんな面子なので、下りは安定したペースで不安なくクリア。

 

そこからペースは落ち着き、前方ではチームメイトが積極的に前に出たりしていましたが特に大きな展開はないままレースは進んでいきました。

 

2週目に入っても集団は安定したままだったので、チームメイトと今後の展開について相談。

集団前方にチームメイトの知り合いが固まっていたので、私が抑えに入りチームメイトに逃げて貰うプランを提案しました。

 

お仕事開始です。

 

まずは逃げ集団を作るために前方の面子を観察。

JBCF勢はジャージが割れているので分かりやすい。

チームメイトから貰ったE1勢の情報を元に、プラスαで逃げやすい面子になるようローテーションを乱し、いいメンバーになったら中切れ気味にペースを落とす。

 

ただ、そこはやはり走り慣れた方達。

中切れを起こしても素早く対応されるので中々集団が切れてくれません。

恐らく私のやりたい事も分かっていたのでしょう。

 

何度か逃げ作りをトライしましたが、上手く行かなかったのでチームメイトに再度相談。

彼的には逃げ集団を作るよりも上げて人を削った方がいい、人数の多いスプリントになれば部が悪いとの事。

 

スプリントが得意な私が取りに行くことも考えましたが、その前に登りで切れてしまう可能性、登り返しのペースアップで消耗する事を考慮すると得策ではないと判断しました。

 

だったら、どうせ消耗するのなら。

私が仕掛けて集団を削るか、逃げ切るか。

 

去年の自分では絶対に有り得ないプランですが、オフで仕上げた体でどこまで出来るか、挑戦したくなってしまいました。

 

3週目、集団の雰囲気もソワソワし出したので登り口でアタック。

これで終わるつもりで全開走行。

後ろを見ると集団は一列に伸びていました。

 

そのまま登り終盤まで集団を引っ張りペースメイク。

登り切りで抜かされて始めましたが、抜かされ過ぎないように耐えます。

 

私にとって登りは永遠の課題だと思っていましたが、まさかその登りで仕掛けた挙句集団を引くとは。笑

正直自分でも驚きです。

 

下りに入った後、心拍と脚を落ち着かせ、集団が緩んだ一瞬の隙を付いて再度アタック。

下りは体重があるので速度が乗せやすい。

クラウチングスタイルでガンガン速度を上げ、本気の逃げ切りモードで攻めました。

 

一時は単独で逃げ出せましたが、集団は容認してくれず。

一列になっていた集団は下り切った後の登り返しで再び団子状態に。

 

残念。これでは作戦失敗。

無駄足になってしまいました。

 

後方から集団を確認するとまだ約30人程もいる。

もっと人数を減らしたかったのですが、実力不足です。

 

こうなると集団はスプリントに向けてソワソワ。

集団の密度も一気に上がり、体をぶつけ合いながら位置取り合戦が始まります。

 

隙を見ては左側に移動し、左端から前が空いた瞬間にポジションを上げる。

私は集団を押しのけるより、このやり方の方ががリスク無くイージーにポジションを上げられる気がします。

バチバチ喧嘩するのも好きですが…品の無さが露呈してしまう。笑)

 

丁度前方がクリアになり、私が先頭付近まで上がったタイミングで逆サイドから某実業団チームの1人が鋭いアタック!!

これはヤバい逃げ!!と本能的に踏み込みチェックに行きますが、今までのダメージから徐々に距離が離れてしまう…

 

堪らず後ろにいた大学生が私を抜かし、それに続く集団にも抜かされますが、そこに付ける脚は残っていませんでした。

 

ペースが上がる集団が逃げを吸収したのを見届けて私のレースは終了。

ここで付いていける脚が無いのが今の実力です。

 

あとはチームメイトに託すのみ。

 

その後は後ろから来た方と適度にローテーションを回してゴールしました。

 

今回の展開だと、最後まで脚を溜めてスプリントに参加することが出来た筈でした。

ですが、それだと今までと何も変わらないし、現状突破なんて出来ない。

 

結果には結び付きませんでしたが、私自身の現状が知れ、新たなる課題が見つかり、何より1つ自分自身の殻が破れたかなと成長が実感出来たので、今回の動きに挑戦出来てよかったと思います。

 

ゴール後チームメイトに話し掛けるとスプリントで5位になったとの事。

並居る強豪達相手に5位に着く健闘を魅せてくれたので、個人的にも嬉しくなりました。

 

 

長くなってしまったので今回はここまで。

次回はTTとその後のお話です。